無料で15GB(+5GB)使えるオンラインストレージ『Copy』が便利


少し前にアカウントだけ作って、ちゃんと使っていなかったオンラインストレージ『Copy』を最近は気に入って使ってみている。

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無料で15GB(+5GB)使えるオンラインストレージ『Copy』が便利

追記:Copyが2016年5月1日でサービスが終了してしまうようです
[ポ] クラウドストレージ『Copy』が5月1日で終了 - My cup of tea

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少し前にアカウントだけ作って、ちゃんと使っていなかったオンラインストレージ『Copy』を最近は気に入って使ってみている。

メインで使っているオンラインストレージは『Dropbox』の有料版。その他に、ビジネスに使いやすい『box』を併用しつつ、当然『iCloud』は普通に使っている。オンラインストレージもあれこれ使っていると管理がしにくいので、Dropboxがメインというスタンスではいた。

そんな中、使うか分からないなと思いつつアカウントを作っておいたCopyだが、少し使ってみると意外に使いやすい。必要なものは一通り揃っている感じだ。

少し前に、Dropboxの有料版が突然1TBと容量アップしたのは良いが、どうもその前後から同期が遅いときがある気がする。保存している容量や自分の環境のせいかもしれないけど、仕事に支障をきたすほど。普段使いのメインをCopyにしようか迷っているところ。

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オンラインストレージあれこれ

メインで使っているDropboxの魅力は、何といってもメジャーなところ。オンラインストレージの代名詞とも言っても良いくらいだ。仕事上で共有する場合にも、相手が使っている場合も多いのと、様々なアプリやサービスとの連携が多いのも、メジャーであるが故だろう。

仕事で頻繁に使うので有料契約をしており、現在は総容量が1,039GBだ。以前は90%前後の使用量をウロウロしていたのだ、いきなり9%とかになったので、かなりの余裕がある。本来はDropboxだけで全部済ませてもいいところ。

ただ、普段は気になるほどでもないのだが、たまに同期が非常に遅いときがある。そういうときにはboxを使ったりしている。boxは無料版で使っているのだが、キャンペーンなどで、50GBまで使えるようになっている。デスクトップアプリもあるが、ブラウザからアップロードすることも多い。ビジネス向けの側面が強く、公開ファイルがダウンロードされたらメールで通知が来る機能などが便利だ。誰かにダウンロードをしてもらうようには、Dropboxよりboxを使うことも多い。最近、公式サイトが見やすくもなったのでboxもオススメ。

iPhoneやiPad、Macとの同期は、当然iCloudを使っている。特に、iWorkの同期は便利この上ない。次期OSのYosemiteでは、iCloud DriveとDropbox的な使い方が出来そうだ。ただし、iOS 8にアップデートしたらMacとの同期が出来なくなってこまっている。早くYosemiteが出てくれないとシャレにならない。

あとはGoogle Driveも使っているが、どうも使いにくい印象があるので、あまり使ってはいない。Gmailに添付されたOfficeファイルを保存して、Googleドキュメントで開くくらいだろうか。

その他にも、オンラインストレージは一通り使って入るが、Nドライブなど終了したサービスもある。Nドライブなどは無料で30GB使えたので悪くなかったのだが。

他にもSkyDriveから名前が変わったOneDriveやAmazon Cloud Drive、SugarSync、MediaFire、Bitcasa、Yahoo!ボックスなどなど、とにかくいろいろある。

そんな群雄割拠の中、2013年からと比較的新しいサービスが『Copy』だ。

20GBの無料スペースから始められる

あまり使うサービスが分散すると、運用がしにくくなるので、たくさんのサービスを試すが、結局Dropboxに戻ってきてしまう。やはり、熟れているというか、使いやすさでは勝っている。

なので、Copyもそのうち時間があったら試してみようというくらいで、それほど積極的ではなく、アカウントだけは作っておいたという感じだった。

そんな中、海外のアーティストから音楽ファイルを送ってきたときに、ダウンロード先にDropboxとCopyのリンク先があったのだ。CopyもDropboxのように共有できるのかと、Copyからダウンロードをしてみたら、デザインがシンプルで使いやすい。なかなかの好感触。そこで、ちゃんと使ってみることにした。

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少し使ってみた感じは、「Dropboxのようなもの」であることは間違いない。オンラインストレージとしては、必要な機能は揃っていそうだ。Macと同期するMac用アプリも、iOSアプリもある。

なお、登録時には、無料で15GBのスペースがもらえる。なかなか大容量だ。Dropboxは2GBだっただろうか。加えて、誰かに招待されてアカウントを作った場合は、+5GBだ。なので、最初から20GBの容量がもらえていた。

ちなみに、友達を招待したり、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで招待用のURLを共有して、そのリンクから誰かが登録しても5GBのボーナスがもらえ、招待した人も5GBのボーナスがもらえる。その辺りの仕組みもDropboxと同じだが、容量はDropboxと比較すると太っ腹だ。

リンク

上記がそのリンク。ここから誰かが登録してくれると、登録した人に加えて、私も5GBのボーナスがもらえる。

ボーナスが入るタイミングは、招待された人が登録後にメールで本人認証の確認をし、デスクトップアプリかiOSアプリでログインをしたらということのようだ。アプリでのログインが必要なので、フリーメールを駆使して自分を招待するという方法は少し防げそうだ。少しだけど。

驚くのは、招待のボーナスに今のところ上限が見当たらないことだ。無料で1TBの容量になったという人もいるらしい。ちょっと心配になってしまうくらい太っ腹だ。そのうち制限がかかるかもしれない。

同期の速さが魅力

オンラインストレージでは、利用できる容量も重要だが、同期速度も見逃せない。Dropboxは、普段はあまり気にならないが、100GB以上使っているのと、やはりユーザーが多いからだろうか、時折とても重くなる。なかなか同期されずに困ることがある。

Copyを少し使ってみているが、今のところデスクトップアプリとの同期速度は安定している気がする。Boxなどと比べても遜色ない。むしろ速いかもしれない。

削除してしまったファイルの復元や検索機能など、Dropboxではできるが実装されていない機能もあるにはあるが、基本的なところは押さえている感じだ。

なお、運営会社の「Barracuda Networks」は、バックアップやセキュリティソリューションを扱う会社のようで、日本法人のサイト もあるようだ。スタートアップなどではなく、けっこう固そうな会社に見えるが、クラウドソリューションへの移行に力を入れているようだ。Copyのサービスもセキュリティを謳っている。

じつは、面白いのは、Company情報を入れられるところ。試しに入力していくと、クレジット情報を入力する画面にはなるのだが、無料で5ユーザーまでのビジネスアカウントとして使うことができる。個人のスペースとは別に、ビジネス用として共有することができるのだ。

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例えば、パソコン毎に違うアカウントで作成し、Companyの中のPublicフォルダにファイルを置いて、違うアカウント同士で同期することも可能だ。デスクトップアプリをインストールすると作られる同期フォルダの中に、Company名で登録したフォルダができている。いちいち招待しなくても、このフォルダに入れれば仕事用として共有できる感じだ。

無料では5ユーザーまでだが、Dropboxビジネス版では基本パッケージの5ユーザーまでで、1人につき月額1,500円という値段なので、それを無料でというのは大胆だ。6人以上の料金もDropboxやBoxに比べて割安のよう。

DropboxやBoxも引き続き使っていくが、Copyも引き続き使ってみたいと思っている。メインにしようかどうか迷いつつ、最近メインになりつつあったりする。



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