Mavericks、iWork、iLifeが無料


Macの最新OS、OS X 10.9 Mavericksがリリースとなった。なんと、今回は無料だ。 前回のMountain Lionが1,700円、その前のLionが2,600円だったので確実に下が...

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Mavericks、iWork、iLifeが無料

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Macの最新OS、OS X 10.9 Mavericksがリリースとなった。なんと、今回は無料だ。

前回のMountain Lionが1,700円、その前のLionが2,600円だったので確実に下がっていって、とうとう無料だ。パソコンのOSが無料になるなんて数年前では考えられなかったことだ。

OSの配布も前回と同じように、Mac App Storeでのリリース。容量は大きいとはいえ、他のアプリと同じ感覚でアップデートできる。実際、アップグレードは非常に簡単だ。3世代前のOSからもアップデートが可能だという。

加えて、iLifeとiWorkまで無料にするという。iOSとMac共に、新規で購入するとiLifeとiWorkが無料だという。

Appleはハードウェアの会社

個人的に、iWorkは使わない日はなく、最初のリリースからずっと愛用している。素晴らしいソフトウェアだと思うが、Appleはやはりハードウェアの会社なのではないだろうか。

優れたソフトウェアを無料で提供し、iPhoneやiPadといったハードウェア製品の価値を上げている。かつて、iTines Storeを搭載したiTunesを無料でMacとWindowsに配布することでiPodを売り上げたように、ソフトウェアを無料で提供することでハードウェアの価値を上げているように見える。

これは、MicrosoftがSurfaceにOfficeを無料搭載していることの対抗にも見える。Microsoftは、iWorkよりも普及しているOfficeに比べて「大したことはない」と発言しているが、Microsoftはソフトウェアの会社である。AppleがOSも含め、主要アプリケーションを無料化することは痛手ではないだろうか。

つまり、ソフトウェアを無料化することで、純粋にハードウェアの勝負となるとハードウェアの会社であるAppleに分があると言える。

クラウドでハードウェアの価値を上げる

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OSを無料にする狙いは、iCloudで本気で勝負をかけたいのだろう。

Lionあたりから、AppleはMacにモバイルのiOSのノウハウを還元し始めている。OSのアップグレードが無料というのもiOSに倣ってと言っても良い。iOSはアップデートが無料のため、実に9割ものユーザーが最新のOSを使っているという。これは、Appleにも都合が良い。

Androidなどは、OSのバージョンがバラバラなため、複雑になってしまっている部分もあるが、iOSでは最新のOSを使うユーザーが多いので、Appleもサポートが分散しないうえ、セキュリティ的にも都合が良い。

さて、今回のMavericksでは、iCloudでiOSとの連携は強化されている。例えば、iWorkのMacとiOSの連携は強化され、以前も互換性はあったがよりシームレスに同期されるようになっている。ところが、最新のiWorkはMavericks以降でないと使えない。

つまり、iCloudの機能を十分に発揮するには、iOS 7を使ってもらい、最新のMacで最新のiWorkを使って欲しいわけだ。そうすることで、iCloudの機能を十分に発揮し、iPhoneやiPadを使うユーザーがMacに魅力を感じ、MacユーザーにはiPhoneとiPadが手放せないという関係ができ、よりハードウェアの価値を上げると言うことになる。

ソフトウェアとともに、クラウドサービスのiCloudで勝負をかけ、よりハードウェアの価値を上げていくために、OSと主要アプリケーションを無料にしたのではないだろうか。

いずれにしてもApple製品にどっぷりと浸かっているユーザーとしてはうれしい限りだ。

ちなみに、Mountain LionやLionへのダウングレード用のOSは販売するようだ。
OS X Mountain Lion - Apple Store (Japan)
OS X Lion (10.7) - Apple Store (Japan)

パッケージ版からのアップデートは有料?

iLifeとiWorkは、アップデートも無料のようだが、Mac App Storeではなく店頭などでパッケージで買った場合は、アップデートのボタンが表示されない。ソフトウェアアップデートでも出てこない。

以前までも、新しくMacを買うとiLifeがインストールされているが、既存のユーザーのアップデートは有料ということが普通だったので、そうか、パッケージ版からは有料で買わなきゃいけないのかと諦めていたところ、どうやら違うようだ。アップデートボタンがでないのはバグのよう。サポートコミュニティで解決策が載っていた。

iWork09のメディア版はアップデート不可?!: Apple サポートコミュニティ

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どうやら、システム環境設定の言語と地域で英語を優先にし、Macを再起動して、App Storeでログインをし直すとよいようだ。私は、1回ではダメだったが、3回ほど繰り返したら無事に出てきて、iLife、iWorkともに無料でアップデートすることができた。

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しかし、iOS版との同期を重視したためか、機能的に無くなっているものや、使い勝手も変わっており、レビューなども不満が多かったりするが、全部アップデートしてしまった。しばらく使ってみないと分からないが、やはりまだ少し慣れなかったりする。

個人的には、ツールバーがカスタマイズできないのが不満かな。



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