ポッドキャストとは何か


本日、アップルストア名古屋栄さんのほうで、毎月恒例のイベント、Podcasting Nightを行いました。今日は、記念すべき10回目ということで、気合いが入っていたにも関わらず、どうも頭の回転が鈍く...

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ポッドキャストとは何か

本日、アップルストア名古屋栄さんのほうで、毎月恒例のイベント、Podcasting Nightを行いました。今日は、記念すべき10回目ということで、気合いが入っていたにも関わらず、どうも頭の回転が鈍く、個人的に落ち込んでいます。

また、ポッドキャストでしゃべるか、Ustreamでもするか、電子ブックにするかして配信すると思いますが、気が向けば全部やるかもの方向でいます。

しかし、電子ブック、ブログと同じようなものなはずなのに、ある程度の文章をまとめて、1つのパッケージにするとなると、やはり心構えが変わってきます。下手に取りかかれないと言うか。けど、面白そうではあります。

さて、今日言いたかったことの1つなんだけど、ポッドキャストとは何か。

コンテンツをユーザーの手もとに届ける仕組み

私がポッドキャストを始めたのが2005年の2月。その頃は、ポッドキャストと言えば音声だけで、ポッドキャストとは何かと聞かれたら、「iPodで聴けるインターネットラジオみたいなもの」としか言いようがなかった。

けど、その後、動画の配信ができるようになり、少しややこしく。動画もできるからテレビみたいなもんかと言われれば、ちょっと違う気もするし、ラジオみたいなもんだけど動画でもできて、という曖昧模糊とした説明になってしまう。

しかし、iPadが登場して、ああ、そういうことかと納得できたことがある。

どうも、ポッドキャストというネーミングからも、配信された音声や動画を視聴する感じからも、「放送」に近い体験ではあるため、「放送メディア」と捉えがちになってしまう。実際、私もそう話したりもしていた。

たしかに、場合によっては「メディア」になりうる。しかし、本質はそこじゃなかったのだ。ポッドキャストとは、「コンテンツをユーザーの手もとに届ける」仕組みなのだ。

ポッドキャストが対応するファイル形式

それは、いままでメールマガジンが行ってきたことに近い。ユーザーのプライベートな空間まで情報を届ける役目をメールは行ってきた。しかし、メールではHTMLメールまでが限界だろう。もちろん、音声や動画も添付できるが、容量制限もあり、また、友人ならともかくメールマガジンで音声や動画が添付されたら嫌がられるのは必至だ。

リッチコンテンツを手もとまで届けるのは、ポッドキャストならではである。それを実感したのは iPad を入手し、電子書籍を研究していたときだ。

アップルのポッドキャストの仕様を見ると、配信できるファイル形式は次のようになっている。

Podcastが対応するファイルフォーマットは.m4a、.mp3、.mov、.mp4、.m4v、.pdfです。

これは、知ってたことだが、音声と動画とPDFとなる。しかし、iPadが発売され、発見してしまった。 .epub もポッドキャストで配信できると。

これは、かなり興奮した。
iPadでの電子書籍も iBookstore がちゃんと日本の書籍を揃えるようになるまでは面白くないと思っていたのだが、ポッドキャストできちゃうとなると話は別である。

音声や動画を無料で配信したいという人は、それほど多くはない。特に、企業となるとあまりない。音声コンテンツや動画コンテンツを持ってるところが多いわけでもない。
ところが、電子書籍の形であれば、話は別だ。

フリーペーパーや小冊子、パンフレット、カタログやちょっとしたDM。印刷コストや郵送コストを考えれば、ほんのわずかな出資で電子版がポッドキャストで配信となると、企業でのニーズはグンと増えるはずだ。販売目的の電子書籍ではなく、無料で配布する電子ブックはポッドキャストでの配布はメリットが多いはずである。

無料の電子ブックが飛び交うことを望む

ここで、ポッドキャストは「コンテンツをユーザーの手もとに届ける仕組み」だと言ったことを思い出して欲しい。

放送メディアと考えると出てこなかったアイデアが、電子ブック(電子書籍というより電子ブックのほうが理解しやすいかもしれない)をユーザーの手もとに届ける仕組みと捉えると、非常に可能性が見えてくる。また、音声や動画もやはりインパクトや効果もあるが、企業が導入するきっかけとしては、電子ブックのポッドキャスト利用のほうが入りやすいと思う。そして、電子ブックの配布システムは、そのまま音声や動画を配信することにも流用可能である。


これが、iPadによって、ポッドキャストが面白くなると感じている所以である。


いま、iPadのiBooksは寂しい状態である。日本語の書籍が売っていないからだ。
ところが、ePub形式の電子ブックがポッドキャストでネット上を飛び回ることを想像して欲しい。1つや2つじゃなくて、100、200と。その中から、好みのものだけを購読すれば良い。

それは、フリーペーパーのようなちょっとした読み物で良い。広告が入っていたって構わない。広告も気に入ったらクリックしてウェブサイトに行くかもしれない。
ちょっと字が小さいと思ったら、大きくすれば良い。たしか、この中に書いてあったはずだけど、と思ったら検索すれば良い。気に入ったところはブックマークしておける。
社内報や学内の資料などでも良いだろう。ポッドキャストはパスワードをかけることもできる。

徐々にではなく、一気に無料の電子ブックが飛び交って欲しい。それは、ユーザーにも企業にもメリットが大きいはず。そんな世界はワクワクする。どうなるのだろうと。

iPhone/iPad用の電子書籍としての3形態

いま、iPhoneやiPad向けの電子書籍と言えば、専用のアプリとして作るか、PDFにして配布するか、ePub形式にするかだと思う。
(もう1つ、i文庫 - nagisaなどで読める青空文庫の形式にという方法もあるけど、特殊なので省略。)

縦書きにもできるだろうし、独自の使い勝手の工夫ができたり、レイアウトが自由にできるのは専用のアプリを作ることだ。しかし、一番コストがかかる。数十万からだろう。

PDFにするのが一番手軽だが、拡大などは全体を拡大するので、文字だけの拡大よりは使い勝手が悪い。文字が検索できなかったり、リンクができなかったりと電子ブックの利点が減ってしまう気がする。(作り方・アプリによっては変わるかもしれませんが)

ePub形式での作成は、スキャンしてPDFにするだけよりは、コストはかかるかもしれませんが、専用のアプリを作るより大幅にコストは下げれます。また、配布の仕組みも作れるとなれば、定期的に発行するものなどにはメリットが大きい。まだ、作り方にコツはあるけれど、増えて欲しいと思っています。

そんな思いもあって、早速作って、前回紹介したのが電子ブックのレシピ本

[ポ] 電子ブックを配信 - ...My cup of tea...

まだ、iOS4 が出てきて、iPhoneでどう見えるのか、などと不確定な部分も多く、研究段階ではあるが、このようなものがドンドン増えて欲しい。そして、このレシピ本も一度、iPadをお持ちの方は見て頂いて、感想などを頂きたい。

カトキチ:今月のオススメレシピ


近いうちに、この作り方もまとめて発表したい。できたら、電子ブックで。



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