昨日のポッドキャストから少し変わったところがある。いや、戻ったというか。
ポッドキャストのファイルをMP3に変換するとき、iTunesによってエンコードしているのだが、以前はiTunesにiTunes-LAMEというプラグインを入れ、これによってMP3にエンコードしていたのだが、これが Universal Binary化されていない。
そのせいか、Intel MacになってからiTunes-LAMEを使えていなかったのだが、どうやらIntel Macで使えるように出来るようなのでしてみた。
GarageBandで編集したファイルをMP3へ
ポッドキャストの編集は、Audacityで音声を編集し、GarageBandで楽曲を重ねて完成させている。
ところが、このGarageBandはMP3ファイルへの書き出しができない。普通にiTunesに書き出すとAACファイルになってしまう。
AACファイルでもポッドキャストはできるのだが、汎用性を考えるとMP3ファイルで配信したい。ということで、iTunesでアートワークを追加し、コメントを追加した上でMP3ファイルに変換している。
このとき、一度圧縮されたAACファイルからMP3に変換するより、非圧縮のAIFFファイルから変換したいのでGarageBandからはAIFFファイルでiTunesに書き出している。
GarageBandからAIFFで書き出す方法
GarageBandから非圧縮のAIFFファイルで書き出すにはコツがいる。というのは、普通にポッドキャストを編集するとどうしてもAACに圧縮されて書き出されてしまうのだ。
まず、最初に新規ファイルを作成するときに「新規 Podcast エピソード」を選んではいけない。「新規ミュージックプロジェクト」を選ぶのだ。また、編集中に「Podcast トラックを表示」をしちゃいけない。
つまり、最後までPodcastではなく曲をつくるとしておけば、「共有」からは「iTunes に曲を送信」が選べる。これが非圧縮のAIFFなのだ。Podcast トラックが表示されていると、ここが「iTunes に Podcast を送信」となって、こうなってるとAACファイルになってしまう。
これで、最後まで曲として編集し、iTunesに非圧縮で送ってからiTunesでエンコードをするわけだ。
iTunes-LAMEでMP3にエンコード
iTunes で MP3 に変換するわけだが、じつはiTunesに搭載された標準のMP3エンコーダはあまり性能がよろしくないらしい。同じビットレートのAACファイルとMP3ファイルだと明らかにAACファイルのほうが音が良いのだが、ほかのエンコーダで変換したMP3ファイルと比べても音が良くないらしい。
そこで、以前はiTunes-LAMEというプラグインを入れ、メニューにあらわれるアップルスクリプトから iTunes-LAME でMP3に変換するのだ。

選択されたプレイリストの曲を全部変換し始めるので、変換したい曲をまずプレイリストでまとめる。そのプレイリストを選んでおいて、アップルスクリプトからメニューを選び変換を始める。

確かに聞き比べると、標準のエンコーダで変換されたものより音は良い。ただ、変換時間が少しかかる。標準のエンコーダは変換時間の短さを優先したということか。
ただ、この iTunes-LAME は Universal Binary化されていない。そのせいか、Intel Macになってから使えなくなっていたのだが、どうやら使えるようにできるらしい。やってみたら、意外に簡単にできた。
iTunes-LAME を Universal Binary化
まず、iTunes-LAME をダウンロードし、~/Library/iTunes/Scripts へコピーする。
これで、Intel Macじゃなければ普通につかえるのだが、Intel Macでも使えるようにこれを Universal Binary化する。といってもコードを書き換えるとかするわけじゃない。iTunes-LAMEに含まれるLAMEの実行ファイルを Universal Binary化された実行ファイルに置き換えるだけ。
ここから、最新のLAME実行ファイルをダウンロードする。「For MacOS X 」と書かれたものをダウンロード。バージョン3.97をダウンロード
(3/5追記 私がDLしたあとに、なぜか 404 not found になってしまいました。ご希望の方はメールくれれば送りますよ。添付で。368kです)
そこで、先ほど ~/Library/iTunes/Scripts へコピーした iTunes-LAME のファイルをまた参照。 iTunes-LAMEのアイコンの上で「control+クリック」出てきたメニューから「パッケージの内容を表示」を選ぶ。
そこで、Contents/Resources のフォルダの中にあるlameファイルと先ほどダウンロードした最新版のlameを置き換えれば完成。これだけである。
iTunes-LAME でエンコード
これで、iTunesからMP3エンコーダとしては評判が良いLAMEエンコーダが使える。プレイリストを1つ作り、そこへ非圧縮の編集し終わったポッドキャストファイルを入れ、iTunes-LAMEを立ち上げる。ただ、ポッドキャストとして変換するにはもう1つ注意がある。
iTunes-LAMEで最初にされているオプションは「--alt-preset standard」となっている。
このまま変換すると、VBR の可変ビットレートとなっている。たぶん、ビットレートは固定にした方がよい。
「-b 96」とかにオプションを変えるとビットレートが96kbpsに固定される。128kbpsにしたかったら「-b 128」だ。ところが、これをやったらサンプルレートが中途半端な数にされてしまった。
ブログ上でフラッシュプレーヤーで鳴らすことを考えると、サンプルレートは 22.050kHz か 44.100kHz じゃないとまずい。ということで「--resample 44100」と設定する。このオプションは組み合わせれる。他にもいろいろあり、良くわからないが、「--resample 44100 -b 96 -h」としてみた。
これでエンコードしてみると、ちゃんと今まで通り96kbpsで44.100kHzのファイルが完成。サイズは今までと同じだが音質が少し良くなった気がする。どうでしょう。
(7/16 追記)
iTunes 7.3 になったら、急にスクリプトメニューが消えてしまったんですが、以下の記事を参照して手を加えたら復活しました。
> Good News Forever@はてな - iTunes 7.3でLAME encoderを使うには


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