出産という神秘
宇宙の始まりにはビッグ・バンという大爆発があったことは有名だが、そこからもっと前に遡ると、何が起きていたのかが曖昧になる。
宇宙誕生の瞬間は一体何が起きたのか。また、それ以前は全くの無が広がっていたのか。
娘は今日で1歳3ヶ月になる。
もう、いろいろ音が言葉になってきているし、自分の力で歩いている。食べるものも大人と変わらなくなってきている。
しかし、2年ちょい前には、これっぽっちも存在していなかったのだ。この世に。
全くの無の存在だ。無の存在とは矛盾した表現だが、あとかたも無かったわけだ。
生命の誕生は宇宙の誕生と同じく、未だ解明し切れていない。一番最初の有機生命体は何故誕生したかも曖昧だ。
しかし、もっと身近な出産もまた不思議な現象だ。両親からきっちりと半分ずつ遺伝子をもらって、全く別人格の新しい生命を作り出してしまうのだ。
子どもが生まれたという話は、日常的に良く聞く話であり、毎日のようにどこかで子どもが生まれている。そして、もちろん自分も同じように両親の遺伝子を半分ずつもらって生まれてきている。
あまりにも日常すぎて麻痺しているが、これはもの凄いことが起きているんじゃないだろうか。こんなに日常なのに謎だらけ。出産を体験(もちろん奥さんが)して、知らなかったこともたくさん知ったが、まだまだ謎だらけ。毎日が生命の神秘に触れている。
宇宙の誕生と最後に興味はあったが、今は目の前の神秘がそれ以上に面白い。
♪ BGM: ALIVE / BOLERO / Mr. Children
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