ポッドキャストも簡単にできる音声SNS「Anchor」


ポッドキャストのマストドン、podcast.style で話題になったので使ってみたアプリ「Anchor (またはAnchor FM)」。 1年ほど前に登場したスマートフォン用アプリを使ったサービスな...

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ポッドキャストも簡単にできる音声SNS「Anchor」

ポッドキャストのマストドン、podcast.style で話題になったので使ってみたアプリ「Anchor (またはAnchor FM)」。

1年ほど前に登場したスマートフォン用アプリを使ったサービスなのだが、日本ではまだ紹介記事などはあまりない。

ポッドキャスト用のアプリを紹介した記事の中に、ちらっと「ポッドキャストを一口サイズの会話の放送に変えようとする」と紹介されている。

こちらはリリース当時の記事。ちなみに、今は事前に録音したものもパソコンからはアップロードできるようになっている。

海外では資金調達なども話題になっており、今年5月にバージョンアップをしているようだ。海外の記事などでは、「the audio social network」などとも紹介されている。

少し使ってみたところ、私も使っているaudioBoomのような、いくつかあるスマートフォンでポッドキャストを配信できるサービスと少し一線を画し、ユーザー同士の音声でのコミュニケーションを促進するとともにそれもポッドキャスト配信できてしまうような仕組みが面白い。

日本だとうまく機能しないものやバグっぽいもの、録音し終わったのにアプリが落ちて保存されていないなどの不安定さはあるものの、面白いツールでpodcast.styleで盛り上がっているので簡単に紹介したい。

まずは聴いてみよう

パソコンでもURLさえ分かれば試し聴きはできるが、活用するにはiOSまたはAndroidのアプリが必要だ。なぜかアイコンの色などがそれぞれ違うのだが、私のAndroidはOSのバージョンが低いとインストールできなかったので、iOS版で紹介する。まずはアプリを探してみてほしい。

スクリーンショット 2017-08-19 08.46.26.png

アプリを起動して、まずは「Get started」をタップすることで始めるが、FacebookやTwitterのアカウントがあればすぐにログインできる。メールアドレスでの登録も可能だ。自分がお気に入り登録している番組の更新情報を通知する時間帯なども聞かれるが、後でも変えられるのでどれを選んでも問題はない。

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当然、英語の番組だけではあるが、最初からいくつかの番組がお気に入り登録がされ、ログインすると表示される。ここにはお気に入り登録をした番組などで聴いていないものが表示されるようだ。アイコンをタップすると聞くことができる。

操作画面は下記のような感じだ。

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ここで聞くことができるのは、5分以内の短い録音か音楽を繋ぎ合わせた「ステーション」。それぞれの録音は24時間でアーカイブされ聴けなくなるようになっている。前後に15秒ずつ移動はできるが、画面を左右にスワイプすることで、前後の録音に移動もできる。右上の歯車アイコンから再生スピードの変更もできるようになっている。

番組を探してみよう

再生画面は下にスワイプすることで閉じることができる。ホームに戻って、他の番組を探してみよう。

右上のアイコンから人気順と更新順でそれぞれ20番組ずつ表示される。星マークをタップすると、お気に入りにすることができるが、正直、日本のものはほとんどない。

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検索アイコンをタップすると、カテゴリ別に番組が表示される。ここでも日本のものは見当たらない。フリーワードで検索することもできる。配信者が分かればここから検索しても良い。

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番組や配信者のアイコンをタップすると、配信情報を見ることができる。ここで改めてAnchorの聞き方の紹介をしよう。

ステーションとエピソード

Anchorでは、5分以内のトークと音楽、インタールード(間奏)やリスナーからの音声コメントを繋ぎ合わせて配信ができる。

「ステーション」では、24時間以内の配信が順番に聴くことができるようになっている。逆に言うと、24時間しか聴けない。

ところが、24時間を経過しても聴けるように残しておく仕組みもある。それが「エピソード」。

複数の録音をまとめて、1つのエピソードとして保存できるのだが、残念ながら「音楽」は保存できない。じつは、このエピソードは、ポッドキャストとして、iTunesやGoogle Play Musicに配信することができるのだ。従って、著作権の関係で音楽はエピソードにできないようだ。

24時間限定でアプリやAnchorのサイトで聴くことができる「ステーション」と、ポッドキャストとしても配信できる「エピソード」。この2つの配信方法がAnchorの特徴だ。

ポッドキャストで配信されたものは、Anchorのアプリがなくても他のポッドキャストアプリなどでも聞くことができ、削除しない限りは24時間以降も残っており、聴くことができる。

配信者のページでは、24時間以内に配信があると「ON AIR」と表示され、ステーションが聴くことができる。エピソードはその下に保存されている。「View all episodes」から過去のエピソードも聴くことができる。

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24時間以内に配信がない場合は「OFF AIR」と表示され、リクエストを送ることができるようになっているようだ。

また、配信者のページには「Call in」がある。ステーションで聴いている画面などでも表示されていたが、これがAnchorの特徴でもある音声コメントだ。コメントを送ってみよう。

「Call in」で音声コメント

「Call in」をタップしていくと、音声の入力待ち画面になる。2つの入力方法があり、このまま電話をかけるようにスマートフォンを耳に当てると、録音開始の音声が聴こえるので、そのまま電話をかけるように録音できる。耳からスマートフォンを話すと録音終了だ。あるいは、赤い録音ボタンを長押ししながら録音するということができる。こちらは録音ボタンを離すと録音終了だ。

録音終了すると、プレビューができるのだが、面白いのは画面を左右にスワイプすると録音した音声にBGMが付けられることだ。

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「Done」をタップし、キャプションを入力して「Submit」をタップすると音声コメントが送信される。

なお、私の環境ではBGMをつけようとするとアプリが落ちることがあり、録音も消えてしまうことが何度かあった。この辺り、まだ不安定なところがありそうだ。

自分も音声を配信してみよう

Anchorは自分で配信するのも簡単だ。ホーム画面で自分のアイコンを選ぶか、メニューの「+」をタップしてみよう。

「Call in」と同じような入力待ち画面が表示される。ここでも同じように電話をかけるように録音をするか、Recordボタンのタップで録音できるが、ここではボタンを押し続けなくても録音できるようだ。BGMをつけることができるのも「Call in」と同じだ。「Done」をタップしてキャプションを入力し、「Add to station」をタップするとアップロードされて自分の「ステーション」に追加されて公開される。

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アカウント連携することでTwitterやFacebookにも同時に投稿することができる。アプリをインストールしていない人への告知が難しいので、アカウントを持っているならば連携することがお勧めだ。

投稿後に「Get listener」というボタンが表示され、タップすると、iOSの場合は共有メニューが表示される。私の場合は、Tootleでマストドンに共有したりしている。×ボタンで入力待ちの画面に戻る。

音声以外を配信しよう

Anchorでは自分の録音以外の配信もできるのだが、いくつか注意点がある。

「Interview」は、アプリから電話をした相手との会話を録音できるようだが、米国の電話番号にしか対応していないようだ。

「Music」は、Apple Music または Spotify から検索した音楽をステーションの中で流すことができる。リスナーは30秒の試聴を聞くことができるが、Apple Music や Spotify と連携設定することでフルサイズで聴くことができるようになる。ただし、米国のアカウントではなく、日本のアカウントだと問題が起きそうだ。私の環境ではApple Musicを連携させると音楽の画面でフリーズするようになってしまった。Spotifyの連携もバグがある場合があるようだ。連携して問題があるようなら控えた方がいいかもしれない。

「Interludes」は、短い間奏やジングルのようなものがいくつか表示され、簡単に挟み込むことができる。Musicはエピソードに保存できないが、Interludesはエピソードにも保存可能だ。

「Call-ins」がリスナーから送られた音声コメントだ。ボタン1つで自分のステーションに簡単に追加できるのが面白い。

ポッドキャストを設定しよう

このままではステーションとしてアプリ内で配信しているだけなので、最後にポッドキャストの設定をしよう。

まずは自分のプロフィール画面に移動する。現在ステーションとして配信されている音声が表示されているはずだ。これは、24時間経過すると自動的にアーカイブとして移動してしまう。ちなみに、キャプションはここから変更可能だ。

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「Episodes」にはまだ何もない状態なので「+Episodes」をタップしよう。

現在のステーションから、エピソードとして保存したいものを選ぶことができる。選んだものが1つのエピソードとして保存されることになる。追加したくないものがあればチェックを外そう。

Nextをタップすると、エピソードのタイトルを入力できる。これが、ポッドキャストのエピソードタイトルにもなる。

さらにNextをタップし、「Publish episode」をタップするとエピソードとして保存が完了だ。プレビューもできるようになっている。

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初めてエピソードを保存した時は、次にポッドキャストの情報を入力する画面になる。ここでは飛ばして、後から設定もできるが、設定したい場合は「Create a podcast」をタップしよう。

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まずは、ポッドキャストのタイトルを入力し、Nextをタップして、配信者の名前を入力する。日本語でも大丈夫だ。

次にポッドキャストの概要文だ。300文字までで入力でき、iTunesなどで表示される。Nextで、アートワークの入力画面となる。写真を撮るかカメラロールから選ぶ。大きめのものの方がいいはずだ。

次にカテゴリを1つ選ぶ画面になるが、iTunesのカテゴリに反映される。Nextを押してFinishを押したら完了だ。

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登録した情報でiTunesとGoogle Play Musicに申請されるようになる。他のポッドキャスト配信アプリなどでもRSSを作成して、iTunesに申請できるものがあるが、自分でApple IDでサインインして、iTunesなどから申請を行う必要があるが、Anchorではシステムが自動的にやってくれる。しかもGoogle Play Musicは現在は米国とカナダしかポッドキャストの申請を受け付けていないので、日本から登録するには、これほど簡単な方法はない。

ポッドキャスト配信されたエピソードは音声の前後にAnchorのジングルが付いてしまうが、英語でしゃべっているジングルなので、それほど気にならないかもしれない。これで問題なければ、現状ではiTunesにポッドキャストを登録する最も簡単な方法ではないかと思う。

無事に申請が通ると、パソコンでのAnchorの画面にiTunesとGoogle Play Musicのバナーが表示される。

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なおポッドキャストのタイトルや概要文は、申請が通った後に後から編集も可能だ。私も最初にテストなどと書いてしまったらあっさりと申請されてしまい、後から慌てて編集し直した。

最後に、Anchorでのユーザーネームや写真の変更などは、右上の「…」から「Edit profile」を選ぶことで編集でき、ここでApple MusicやSpotifyとの連携設定もできるが、不安定なため気をつけよう。Apple Musicの連携を切るには、Anchorのアプリからではなく、「設定」アプリの中から切らないといけないようだ。

下記のようにAnchorのステーションをサイトに貼ることもできるようです。分からない点などは、Anchorのアプリで「ポトフ」を検索し、「Call in」やコメントを送ってみてください。


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