アイネクライネナハトムジーク - 伊坂幸太郎


図書館から予約していた本が入ったとのメール通知があった。 伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」。 伊坂幸太郎は好きな作家の一人で、もしかしたら一番読んでいるかもしれない。伏線を張りまくって全...

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アイネクライネナハトムジーク - 伊坂幸太郎

図書館から予約していた本が入ったとのメール通知があった。
伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」。

伊坂幸太郎は好きな作家の一人で、もしかしたら一番読んでいるかもしれない。伏線を張りまくって全部回収していくので、決してハッピーエンドじゃなくても読後感が気持ちいい。ストーリーよりも、登場人物の語り口や空気感が好きなので、彼の本であればどんなものでも気に入って読めている。

同名のモーツァルトの楽曲があったなと思いつつ、「アイネクライネナハトムジーク」は読んでなかったと予約していた。「サブマリン」と同時に。「サブマリン」はまだ届いていない。こっちは、2007年の「チルドレン」の続編。伊坂幸太郎の中でも好きな作品だったので、こっちが第一希望だったのだが。

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伊坂 幸太郎
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アイネクライネ

発表時期はバラバラだけど、話が繋がっている短編集のようだ。何気なく読み進めていく。最初の話のタイトルは「アイネクライネ」。

アンケート調査。
先輩がデータを吹っ飛ばした。
日本人初のヘビー級。

あれ、この話知ってる。あ、「シャンプー」。

斉藤和義の「ベリー ベリー ストロング」。好きな曲で、子供たちとカラオケに行って歌ったりもしてた。その話まんまだ。セリフも同じだ。そうか。この曲のサブタイトル、「アイネクライネ」だ。

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CDシングル「君は僕のなにを好きになったんだろう/ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」の発売は2007年。小説「アイネクライネナハトムジーク」は2014年の作品。なので、すっかり忘れていた。

「ベリーベリーストロング」は伊坂幸太郎が小説を書いて、それを元に曲を作ったコラボ作品。初回限定盤には伊坂幸太郎の小説が付いていた楽曲。それを知ったのは後の話で、伊坂幸太郎からこの楽曲にたどり着き、だけど小説付きのCDは見つけることができず、曲だけ聴いていたのだ。ずっと。小説、発売されていたのか。

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1話目の「アイネクライネ」と2話目の「ライトヘビー」がCDに付いていた作品。「ライトヘビー」は、曲になった「アイネクライネ」の続編だというのだから泣ける。

斉藤和義の曲と一緒に聴くと、ほんと楽しめる。曲自体も伊坂幸太郎の世界観があったのだけど、やはり小説の方がしっくりくる。そして、3話目以降もずっと話が繋がっていて、予想以上に楽しめた。

曲の中の「シャンプー」がその後どうなたか、ボクシングの結果、その後、先輩のその後。その辺がわかるのも嬉しいけど、歌詞になかった部分もかなり好きで、織田一家とかいいなと思ってたら、4話目「ルックスライク」や最後の「ナハトムジーク」も出てくるじゃない。先輩も。

絆の話なの?

楽曲の「ベリー ベリー ストロング」、じつは少しピンとこないところがあって、「絆の話だよ」って歌ってしまうところなんだけど、「絆」って言葉があまり好きじゃなくて、伊坂幸太郎も伏線がつながっていくところとかは絆といえば絆なんだけど、なんかなと思っていたんだけど、やはり小説の最後のはっきりしない終わり方のほうが好きだったりする。

偶然の繋がりを「絆」だ、というんじゃなく、「こんなこともあるんだ」と感じてちょっとほくそ笑む。そんなくらいの感じがやはり好きだ。

全編を通しても「チルドレン」とかに雰囲気は似ているかもしれない。「フィシュストーリー」も思い出す。そういえば映画「フィッシュストーリー 」の劇中歌も斉藤和義がプロデュースしている。なんか、観たくなったな。

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